
新型ノロウイルスが話題になっていますが、
この季節になるとノロだけじゃなくてロタウイルスのことも騒がれ始めます。
どちらも冬場に猛威をふるう感染性胃腸炎。
嘔吐と下痢が主症状というのは周知の事実ですよね。
ですがこのノロウイルスとロタウイルス、症状や特徴にどんな違いがあるのかご存知ですか?
ノロとロタはどんなふうに違うのか?
と疑問が沸いてきましたので、
今回はノロウイルスとロタウイルスの違いについて症状とか特徴も調べてみました!
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ノロウイルスとロタウイルスの症状の違いとは!
ノロウイルスとロタウイルスの違いとは、
それぞれをもうちょっと詳しく見ていきましょう。
ノロウイルスの症状と特徴
牡蠣が旬の11月ころから徐々に患者が増えていくノロウイルス感染症。
感染力がとても強く、小さな子供から大人、高齢者など、
老若男女問わず誰でも感染し発症する(発症しない人もいる)のが特徴です。
症状は
・突然の吐き気、激しい嘔吐
・下痢(嘔吐の症状に比べると軽い)
・腹痛(腹痛はない人もいる)
・は38℃程度か、微熱程度。出ない人もいる
発症してから3日ほどで軽快することが多いです。ウイルスの排出は1週間程度続きます。

特効薬はなく、ウイルスを出し切ってしまうのが大事です。体力のない高齢者が発症すると、激しい嘔吐や下痢で脱水症状に陥り、命に関わる状態になる場合があるので注意が必要です!
ロタウイルスの症状と特徴
ロタウイルスは5歳までに一度はかかっていると言われるくらい、
乳幼児の感染・発症率が高い感染性胃腸炎です。好発時期は2~4月と言われています。
ロタウイルスの症状は、
・激しい下痢
・38℃以上の高熱
・吐き気・嘔吐(下痢の症状に比べると軽い)
『冬季下痢症』『乳児白色下痢症』という別名がつくくらいの激しい下痢が特徴で、余りの下痢の酷さに便の色が白っぽくなり、米のとぎ汁のような水様便が出ることもあります。
通常、便の色は胆のうという臓器に貯蔵されている胆汁によって色がつきます。ロタの場合は下痢が激しすぎて、胆汁の分泌が間に合わないので白っぽい便になると言われています。
おむつをつけている子も多いので、下痢のためにお尻が赤くただれてしまう子もいます。
その場合はおしりふきで拭くよりもぬるま湯で優しく洗い流した方が、
肌の負担が小さいです。
症状はノロウイルスよりも長く続き、ウイルスの排出も1週間以上続きます。
水分が全く取れなくて尿が全然出ない時や、顔色が悪くぐったりしている時は迷わず受診して下さい。
ロタウイルスの特効薬はありませんが、ワクチンはあります。(現時点では任意接種です)

子供を持つ身としては、やっぱりロタウイルスが怖いですね!
かかってしまったら腹をくくって家族内の感染に注意しながら看護するしかないけれど、
出来るものならかかる前に防ぎたいものです・・・。
ということで、ノロウイルスとロタウイルスの予防ポイントも調べてみました!
ノロウイルス・ロタウイルスの予防法!

原始的ですが『 手洗いの徹底 』!これでノロウイルスやロタウイルスの感染を防ぐ確率がかなり上がるようです!
ノロやロタは石鹸やアルコールにはめっぽう強いウイルスですが、
石鹸で正しく手洗いをすることで、ただの水洗いでは落ちない手の脂をしっかり落とし、
手の表面に付着したウイルスを剥がして流すことが出来ます。
なぜただの手洗いが予防になるのかというと、その理由はウイルスの感染経路にありました!
ノロウイルスと感染経路
● ノロウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝を生食することで感染
● 調理者がノロウイルスに汚染された食品・調理器具などを使い、調理したものを食べて感染
● ノロウイルス感染症の患者の吐しゃ物やウイルスに汚染された便などから感染(看護者が後始末する時に手などに付着)
ロタウイルスの感染経路
● ノロと同じく、ヒトからヒトへの経口感染
● ロタウイルス感染症患者の吐しゃ物やウイルスに汚染された便などから感染(看護者が後始末する時に手などに付着)
ノロウイルス・ロタウイルスの感染経路に共通していることは、
どちらも経口から感染するということ。
そしてウイルスが付着したものに触れる可能性が高いのは手であることです。
前述の通りノロやロタは石鹸や消毒液には強いウイルスです。
ですがしっかりと手洗いすることでウイルスを洗い流し、
感染の大きな原因を防ぐことが出来ます。
また、ノロウイルスの場合は調理器具の衛生を保つのも予防の大事なポイント。
調理者の手やウイルスが付着した調理器具を媒介して料理にウイルスが付着し、
それを食べると感染してしまうので、
衛生面に気をつけるというのは大変に効果的と言われています。
牡蠣を食べる時は?
プリっとした身が美味しい牡蠣の生食ですが、生のままだとノロウイルスが潜んでいることも。
85度以上で1分以上加熱することでノロウイルスは死滅すると言われていますので、しっかり火を通すことでノロの感染経路を一つ経つ事が出来ます。
予防策の一つとしてロタウイルスにはワクチンがありますが、生後14週6日(生後3ヶ月半)までに1回目の接種を推奨されています。(病院によっては、1回目の接種が14週6日を過ぎている場合には、接種を拒否されることもあるよう。これは14週6日を過ぎると副反応が起こりやすくなるためと言われています)
現在ではロタウイルスのワクチンは二種類あり、どちらも生ワクチンなのですが使われている成分や接種の回数、接種可能な日数などが異なっているようです。ですがどちらも同程度の効果があるということで、予防接種を考えている方は接種のスケジュールなどもかかりつけ医に確認・相談してみて下さい。赤ちゃんのこの時期は予防接種だらけなので、同時接種がメインになると思います。

ロタウイルスのワクチンは任意接種なのですが、公費で助成金が出る地域がありますので、そちらも併せて調べてみて下さいね。
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ノロウイルスとロタウイルスの症状の違いとは! まとめ
ノロウイルスとロタウイルスの違いを調べてまとめてみましたがいかがでしたか?
どちらも嘔吐下痢があるけど、ノロの方が嘔吐が酷く、ロタの方が下痢が酷い、そしてロタは乳幼児が主な患者という特徴がありました。ノロも怖いけど、我が家のように小さい子供がいるご家庭だと、重症化しやすいという症状の点からロタに注意が必要ですね。
ノロウイルスとロタウイルスには石鹸や消毒液は効かないと言われていますが、
実は最近、ノロやロタにも効果的とされる消毒液が注目を浴びているんです。
それは『次亜塩素酸水』『次亜塩素酸ナトリウム』と言われるもの。聞き慣れない名前かと思いますが、次亜塩素酸ナトリウムはご家庭に一つはあると思われるキッチンハイターなど塩素系の漂白剤に含まれています!
最後まで読んで頂きありがとうございました!