
これは日本記念日協会の推計によるものなのですが、
2015年のハロウィン市場(推計1220億円)というのは、
2011年のハロウィン市場(推計560億円)から4年で2倍に跳ね上がるという、
ものすごい規模拡大の仕方をしているのだとか!
このように秋のイベント事の一つに定着したハロウィン。
ただの仮装パーティーくらいにしか思っていない人も多いのではないでしょうか。
有名所なイベントでは、ある程度の意味や由来を分かっていても、
なかなか本来のハロウィンの意味や由来を知る機会も少ないと思います。
とういわけで今回は、ハロウィンの意味などの基礎知識を解説していきますね!
ハロウィンの起源とは?
ハロウィンの始まりは元々、ヨーロッパの民族行事でした。
このヨーロッパの民族をケルト民族と言いますが、秋の収穫を祝い、魔物を追い払うケルト民族の祭りをキリスト教に取り入れたことが、現在のハロウィンの由来とされています。
なぜ、ハロウィン(Halloween)と呼ばれるようになったのかと言うと、キリスト教の全ての聖人と殉教者を祝う日(諸聖人の日)の前夜祭(Hallow Eve/ハロウ イブ)が訛ったことから始まりました♪
また、カトリック教徒の人々は諸聖人の日になると御先祖様のお墓参りをするそうで、
ハロウィンの考え方は日本のお盆に近いものがありますね。
ハロウィンの日はいつ?
ハロウィンの日は、正確には10月31日〜11月2日までとされていますが、
一般的には10月31日がハロウィンの日と位置付けられています。
ヨーロッパの古代ケルト人にとって、10月31日は日本でいう大晦日にあたる1年の終わりの日で、この日は亡くなった人の魂が帰って来る日とされていました。
また、それと同時に魔界から魔物も一緒に来るとされていることから、生きている人間の魂を魔物たちから守るために、人間が魔物の格好をして魂を取られないように防ぐことをしていたようです。
ハロウィンのかぼちゃの理由とは?
ハロウィンになると、いたるところに飾られるかぼちゃですが、
どうしてハロウィンにかぼちゃを飾るのでしょうか。
実は元々カブをくり抜いて、中にロウソクを立てて火を灯していました。
しかし、いつしかジャック・オー・ランタンの話がアメリカへと伝わり、
カブはアメリカでは主流ではなかったらしく、
馴染みがあり大量に採れるかぼちゃの中身をくり抜いて、
かぼちゃの提灯へと変化したと言われています

ハロウィンのジャックオーランタンとは?
かぼちゃに目と鼻と口が付いたかぼちゃのオバケですが、このオバケには名前があり、
その名をJack-O’-Lantern(ジャック・オー・ランタン)と言います。
その昔、ヨーロッパのアイルランドに酒好きで酔っ払いのジャックという悪人がいました。
ジャックは日頃の行いが悪かったため、彼の死後はもちろん天国へは行けず、
地獄からも嫌われ追い出されてしまいました。
行き場所をなくした魂が安心して住めるところを探しに行く時、
地獄からこの世へと戻る道中が真っ暗で、道がよく見えませんでした。
その時に、ジャックは地獄にいる悪魔に灯りが欲しいと頼み、
燃えている火の魂を一つもらいました。
特に足もとが暗かったので、灯りを照らすためにカブをくり抜いて、火の魂をカブの中に入れランタンを作ったことから、ジャック・オー・ランタンという伝説の話が生まれました。
参考記事

ハロウィンで仮装する理由とは?
ハロウィンである10月31日の夜は、この世とあの世の境界がなくなり、
死者の魂がこの世へ戻るときに、
悪霊や魔物たちも一緒にあの世からこの世へと訪れてくると言われていました。
なので、悪霊や魔物たちがあの世へ連れて行こうとするので、
人々はそれぞれお化けの仮装をして、悪霊や魔物たちの目をだまし仲間だと思わせ、
自分たちに乗り移らないようにという意味を持っていました。
仮装をすることによって仲間だと思い、悪霊や魔物たちから襲われることもなく、
魂をとられることもないのです。
このように、ハロウィンに仮装するのは元々魔除けの理由から、
仮装する風習が今に繋がっているわけですね。
参考記事

ハロウィンの起源 まとめ
ハロウィンに対する基礎知識として、参考になりましたでしょうか?
私も今回初めて知ったことがたくさんありました!
日本人にとってハロウィンはあまり馴染みがないかと思いますが、近年では仮装パーティーや様々なハロウィンのイベントが各地域のいたるところで多く開催されるようになってきていますよね!
最近では日本だけでなく世界中で、ハロウィンをイベント事として仮装したり、
パーティーなどを催すことがハロウィンの目的になっていますね♪
ハロウィンのような普段から何気なく受け入れ、取り入れている行事は、本来の目的や意味を知った上で行う方が、面白さや楽しさが何倍にも膨れ上がりますよね!
参考記事


最後まで読んで頂きありがとうございました!